衛生管理の基本は『つけない・増やさない』除菌・消毒はその後

たくさんの除菌剤が市場をにぎわしていますが、微生物の基本は『つけない・増やさない』です。
菌が増えても、殺菌・除菌すれば良い…と思われがちですが、そう簡単にすべての微生物を死滅させることは出来ません。

殺菌と言うことば非常にあいまいな言葉であり、また除菌は元いた菌数より菌が減らせればOK(減らす数にはルールがありますが…)すべての菌がいなくなったわけではないのです。
全ての菌を死滅させるには「滅菌」という工程が必要になりますが、それは各家庭で行う事は無理に等しいのです。
(もちろん加熱等である程度の菌を死滅させることは可能です)

 

まずは、つけない、増やさない

市場にたくさんの除菌グッズが溢れかえるにつれて、多くの人は、それを『シュッと』するだけで菌が死んでしまう
そんな錯覚に陥ります。もしくは除菌剤が全ての菌を死滅させてしまうから、弱い子どもが増えるんだ…なんて言われている人もいます。

除菌剤ですべての菌を死滅出来れば衛生管理を担う人は苦労しないでしょう…
自然派の人たちがそんな理論を出されるたびに、微生物ってそんな単純なものじゃないんだよなぁ~と思ってしまいます。

アルコール消毒剤ですら死滅しない菌が増えている今、除菌剤は…ほとんど気休め程度。無意味ではないけど、決して万能なものでもない。

菌をしっかり死滅させるために必要なのは『滅菌』という考え方です。しかし、各家庭で正しく滅菌をすることはほぼ無理に等しい

だからこそ、微生物対策の基本は『つけない・増やさない』なのです。

えっ…と思うものが食中毒になる原因とは?

多くの人は肉の生焼けによって食中毒になるのはよく知っています。
だからこそ、肉はよく焼いて食べようとしますし、万が一食中毒になった時は、まずは肉の生焼けを食べなかったかを疑います。たまに生肉のハンバーグを提供しているお店があったり、食に関わる仕事をされている方が焼き肉の半ナマを勧めている記事をみかけるとゾッとしますが…

ちなみにお肉を冷凍しても微生物は死滅しません。寄生虫も死滅するのは一部の種類のみです。冷凍しても生で食べれるわけではありませんのでこのような情報をみかけたら注意が必要です。

昨年発生したポテトサラダによるO157
きゅうりやレタスなど生野菜によるO157
カレーによるウェルシュ菌
おにぎりによる黄色ブドウ球菌
漬物からのO157
もちつきでのノロウィルス

なんで??と思う食べ物から食中毒が発生しています。

その理由は…
調理工程でどこからか菌が混入している、もしくは付着した菌が時間と共に食中毒を起こすレベルまで増殖しているからです。

 

「食中毒」の対策は「つけない」ことから

だからこそ混入経路を断つことがまずは第1の食中毒対策です。
実は多くの場合は『つけない』ことで食中毒を防ぐことが出来ます

 

その次が『増やさない』こと

菌の混入が防げない場合は…
増やさない工夫、そして増えきるまでに食べきる事です。

ただし、少しの混入でも食中毒になってしまう菌もあるので増えてなければ大丈夫なわけではありません。

 

最後に菌自体を死滅させること

菌をあらかじめ除去することが難しい、少数でもその菌を口にすることで食中発生の原因となる、そんな時は完全に菌を死滅させることが大切になります

O157 カンピロバクター サルモネラ ボツリヌスなどは完全に死滅させることが重要になってきます。

 

お料理教室やお菓子教室など食を扱う事をお仕事にされている方。
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≪プロフィール≫

笛吹 和代

171121_隨帛聖縺輔s驥取搗縺輔s謦ョ蠖ア蛻・2017-11-21_12-39-49

関西を中心に活動し、臨床検査技師の国家資格を保有する、日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー

自身の不妊治療退職をきっかけに「働く女性の不妊治療退職ゼロ」を目指して、妊活や不妊の悩む女性の個別相談を行ったり、セミナー講師として活動したり、妊活や不妊をサービスとする専門家向けの講座も行っている。その傍ら、10年間の会社員経験を活かして、2017年よりママ向けの衛生管理講座をスタート。ここまで微生物をわかりやすく、身近に教えてくれる講座はないと、2年で100名以上の方が受講する人気講座となる。

≪経歴≫
1979年滋賀に産まれる
不妊治療の末2012年に男児を出産

子どもの頃から身体の仕組みに興味があり、医療系の学部に進学する。
卒業後は検査センターで様々な検査や健診に携わったのち、製薬メーカ・化粧品メーカで微生物分野を中心に専門職として勤務する。
化粧品メーカー時代は工場内の衛生環境管理の仕組みづくりや新しい微生物測定機器の導入など幅広い業務に携わる。また、従業員向けに従業員教育などの業務も担う。その後、不妊治療の為に退職。

≪講座開催実績≫
2015年より自身で講座主催をする傍ら
大津市男女共同参画センター様、漢方薬局様、鍼灸師団体様 カルチャーセンター等で妊活や不妊、女性の身体に関する講座を開催
2017年より衛生管理講座を実施 滋賀・京都・奈良・大阪・名古屋・東京と幅広い地域で講座を開催する

≪コラム掲載≫
奈良の子育て応援アプリ「ぱーぷるmama」にてコラム掲載
専門家によるパパママ応援サイトIKU♡LOVEにてコラム掲載
NAILIST JOBで女性向け コラム掲載
働く堅実女子のお悩みサイトsuits-womanで妊活コラムを担当

≪取材実績≫
日本成人病予防協会 妊活ページ取材
フリーペーパーRuscに夏休みの自由研究特集で衛生管理の取材を受ける

≪ラジオ出演≫
インターネットラジオ fmGIG 「マゴちゃんのツナガリっちょラジオ」出演
インターネットラジオ fmGIG 「コトリカの輝くママきっぷ 」出演

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